お酒が強いとか弱いとか、好きとかきらいとか、そういったことは関係がない。
泥酔してはいけない、などと野暮なことは言わない。
なにかを忘れるように、なにかにすがりつくように、泥酔することもまた正義。
ここで伝えたいのは、上手に酔える術を知っているかどうかということだ。
和らぎ水とは?
日本酒を飲むとき、上手に酔うためには、「和らぎ水」が切り離せないものになる。
日本酒を飲むときに飲む水のことで、いわばチェイサーのようなものだ。
酔いを和らげることから、「和らぎ水」という。
ちなみに、「和らぎ水」は、『やわらぎみず』と読む。
『やわらぎすい』の方が言い易いのは百も承知だけれど、滑舌の練習だと思って堪忍してほしい。
飲み方のポイントは3つ。
・日本酒の1.5倍の量を飲む
ゆっくり少しずつ飲むことがコツだ。
・一気に飲まないこと
食間、酒間に、口の中をリフレッシュする役割もある。
・できれば常温で
体温に近い方がいい。でも、氷を入れるのがわるいわけではない。
かくいう僕も、日本酒を飲みだした頃は、和らぎ水の存在を知らなかった。
日本酒と出合って僕の人生が変わったように、和らぎ水と出合ったときもまた、僕の人生がより美しいものになった。
水においしさを感じたのは初めてだった。
和らぎ水を飲むようになってからは、どれだけ日本酒を飲んでも泥酔しないし、二日酔いもない。
そのときに飲んだ日本酒の味も感覚的に憶えているし、より一層、日本酒を楽しめるようになった。
是非とも、「和らぎ水」の重要性を知ってもらいたい。
それは、かっこいい大人の名刺。
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