価値観はイナメナイ

 ある酒屋さんに怒ったお話

 僕は、よく酒屋さんへ行く。
 贔屓にしている酒屋さんが何件かあるのだけど、それ以外にも、たまたま見つけた酒屋さんに立ち寄ることがある。
 どういう環境で商品を管理しているのか、品揃えは充実しているのかなど、どうしても気になるし、とっておきのお酒に出合えることもあるからだ。

 先日たまたま見つけた、ある酒屋さんの前を通ると、店先に「○○置いています」のような表示がされている。

 僕はその「○○」を飲みたいと思っていたので、おっ! と思ったのだけど、入口付近に段ボールが山積みになっていたので、立ち入るのを躊躇した。
 でも、たまたま搬入の時間だったのかもしれないし、なにより「○○」を飲みたかったので、立ち寄ることにした。

 店内を見て回ると、それなりに品揃えがよく、保存環境も別段わるいようには見えない。
 店先に表示されていた「○○」を購入しようかと悩んだけれど、結局なにも買わずに店を出た。

 やっぱり、搬入の時間だったにしても、入口付近があんな様子では、最後の一歩が出ないよな、と思いながら、外から入口を振り返ると、店主がその段ボールを足で押していた。

 ……ここで買わなくてよかった。とホッとした。そして怒った。

 お酒が入った段ボールだから重たいにしても、足で押すことないよなって。
 ここの店主はお酒を愛していないんだなって。

お酒を愛しています

 お酒が強いとか、弱いとか。
 味をおいしく感じるとか、苦手に感じるとか。
 そんなことは、どうだっていい。

 価値観の問題なので、そんなこと気にしない人もいるだろうけど、僕は、大事な商品の箱を足で押すような人から、お酒を買おうとは思わない。

 お酒を通じて、素敵な人間関係を築いていこうよ!


 上の写真は、僕が『SAKE BAR 和~かず~』で働いている姿。
 大好きなお酒を提供して、お客さまが喜んでいるときの一枚だ。

 自分で言うのもなんだけど、お酒を愛していないと、このとき、この笑顔は出ないよね。

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