すべては先輩の一言から。
「富山の日本酒うまいぞ!」
先輩は、大阪にある居酒屋で、富山県の地酒を何種類か飲まれたそうだ。
富山県の地酒と聞いて、僕がパッと思い浮かんだのは、『羽根屋(富美菊)』と『立山』くらい(他にも知ってはいたが、すぐに思い浮かんだのが、この2つ)。
どちらも僕の大好きな日本酒なので、富山には、他にもおいしい地酒があることを予想する。
思い立ったらすぐ行動!
せっかくなら酒蔵見学をすればいいのに、なにも考えずに行動してしまうから……
日曜なので、どの蔵もお休みだった。
せっかくなら酒蔵見学をすればいいのに、なにも考えずに行動してしまうから……
日曜なので、どの蔵もお休みだった。
こうして僕たち「ならず者」の富山県日本酒旅は始まった。
海鮮と日本酒の黄金タッグ
昼間は富山市周辺を車で観光し、夕方頃、車をホテルの駐車場に置いた。
路面電車を使って、早々に日本酒旅へ出発!
富山駅中にある「日本酒スローフード とやま方舟」さんへ。
富山全21蔵100種類以上の日本酒が揃っていて、日本酒旅をしている身としては、立ち寄るべき良いお店。
写真はないのだが、まず食前酒として『純米吟醸 羽根屋』を出してもらった。
うん。安定しておいしい。
食前酒もほどほどに、食事の注文を。
富山名物の白えびのお造りと、日本酒は『満寿泉 GREEN』と『純米吟醸 勝駒』をいただく。
おいしい!
白えびの生臭さを、きれいな味わいの日本酒が和らげる。
圧巻だったのは、次に注文した『純米無濾過原酒 玉旭 DESPERADO』だ。
かまぼこの盛り合わせとともにいただく。
個人的な感想だけど、ここ数ヶ月飲んだ日本酒で1番おいしいと思った。
僕は、「自分のイメージとよく似た日本酒をおいしいと感じる」という自論があって、連載している小説「酒役~しゅやく~」でも、度々そのようなセリフを登場させている。
ならず者の僕としては、『DESPERADO』をおいしく感じるのは、ある意味、当然のことだったのかもしれない。
飲み比べて眠りに就く
良い気分のまま、再び路面電車に揺られホテルへ帰ってきた。
昼間に買い込んだ、大量の富山県の地酒を飲み比べる。
ホテルの部屋には湯呑みしかなかったので、お土産として『若鶴』の升を購入しておいたのも計画通りだ。
白エビチップスを始めとした、富山県名産品をアテに。
まずは、『純米吟醸 黒部峡』、そして『純米酒 若駒』。
やわらぎ水を飲んでリフレッシュしながら、なおも飲み比べる。
『純米吟醸 琳赤 苗加屋』と、『純米 成政』。
苗加屋は、DESPERADOに次いで、僕の好みだった。
最後は、『純米吟醸 曙』と、『純米酒 三笑楽』、『純米吟醸 富美菊』の3種。
酔いが回ってきて、睡魔も襲ってきていたので、すべて飲み切ると同時に眠りに就いた。
おいしい日本酒を味わって、幸せな気分のまま眠る。
なんて素敵なことだろう。
富山県の地酒は、どれもおいしく、また来たい。また飲みたいと思った。
楽しい「日本酒旅」ができたことに感謝しつつ、これまた楽しい「人生旅」が続いていく。
翌日。早朝に出発して黒部ダムを観光するつもりだったが、二人して大幅に寝坊し、怒りの込められたホテルマンの声「チェックアウトのお時間です!」で目を覚ましたことは、言うまでもない。
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